sd-scriptsのインストール方法を解説 | LoRA学習環境をPaperspace、Google Colaboratoryで構築

  • URLをコピーしました!

※本ページはアフィリエイト広告を利用しています

今回はLoRAの学習環境であるsd-scriptsのセットアップ方法について解説します。

LoRAで自分好みのキャラクターを追加させ、LoRAファイルを作成することでキャラクターを固定して画像生成をすることが可能になります。

非常に役に立つ機能ですが、セットアップ方法がかなり複雑であるため、今回は導入編として手順を解説します。

また、当ブログのStable Diffusionに関する記事を以下のページでまとめていますので、あわせてご覧ください。

Stable Diffusionの導入方法から応用テクニックまでを動画を使って習得する方法についても以下のページで紹介しています。

目次

sd-scriptsとは

LoRA(Low-Rank Adaptation)はStable Diffusionの既存モデルを、20枚程度の画像を用いて追加学習させることにより微調整することができる仕組みです。
LoRAを用いることにより、キャラクターや服装などの特徴を固定して画像生成することが可能になります。

そして、このLoRAの学習環境として利用するのが、kohya-ssさんがGitHubで公開されているsd-scriptsというツールです。

sd-scriptsの入手先

sd-scriptsの公式リポジトリは以下となります。

GitHub

日本語解説

Stable Diffusionでの画像生成に最適! VRAM16GB搭載モデル!
¥78,113 (2024/07/19 05:59時点 | Amazon調べ)

サンプルデータセット

sd-scripts製作者のKohya S.さんがサンプルデータセットも公開してくれています。

著:深津 貴之, 著:水野 祐, 著:酒井 麻里子
¥825 (2024/07/11 20:57時点 | Amazon調べ)

sd-scriptsのインストール

ここからは、具体的なセットアップ手順を解説します。

Paperspaceでもカーネルリスタート時にpipでインストールしたライブラリが初期化されてしまうので、毎回以下の手順で再インストールする必要があります。

Paperspace、Google Colabratoryでのインストール

PaperspaceとGoogle Colabratoryでのインストール方法を解説します。
掲載するコードをjupyter notebookで実行してください。

尚、解説で使用するコードと画像はPaperspaceの場合のものとなりますので、Google Colabratoryで使用する場合はパスを/notebooks//notebooks/に読み替えて実行してください。

Pythonのアップデート

Pythonを推奨バージョンにアップデートします。
以下のコマンドをjupyter notebookで実行してください。

#推奨のPython 3.10にアップデート
!sudo apt-get -y update
!sudo apt-get -y install python3.10

#デフォルトをデフォルトでPython 3.10に設定
!sudo cp `which python3.10` /usr/local/bin/python

#pipのインストール
!wget https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py
!sudo python get-pip.py

#Pythonのバージョンを確認
!python --version

必要なライブラリのインストール

sd-scriptsのリポジトリのダウンロードと、必要なライブラリのインストールを行います。

%cd /notebooks/

#sd-scriptのリポジトリをダウンロード
!git clone https://github.com/kohya-ss/sd-scripts.git
!cd sd-scripts

#必要なライブラリをインストール
!pip install torch==1.13.1+cu117 torchvision==0.14.1+cu117 torchaudio==0.13.1 --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu117
!pip install --upgrade -r requirements.txt
!pip install -U --pre triton
!pip install xformers==0.0.16rc425

ここで[Errno 2] No such file or directory: 'requirements.txt'というエラーが発生した場合は、発生したエラーの項目をご確認ください。

ターミナルを起動

ここからはコマンド実行時に設定内容を入力する必要があるため、ターミナルで作業を行います。

Paperspaceの画面のタブのをクリックします。

Terminalをクリックします。

accelerate configの設定

ターミナルが起動したら、以下のコマンドを実行します。

cd /notebooks/sd-scripts/
accelerate config

accelerateの設定内容を聞かれますので、以下のように設定してください。

- This machine
- No distributed training
- NO
- NO
- NO
- all
- fp16

各質問を以下のように入力します。

これでsd-scriptsの設定は完了しました。

Windows(ローカル環境)でのインストール

Windowsでsd-scriptsをインストールする手順を解説します。

Pythonのインストール

Pythonをインストールします。以下のURLからインストーラをダウンロードし、実行してください。

Python 3.10.6: https://www.python.org/ftp/python/3.10.6/python-3.10.6-amd64.exe

gitのインストール

続いてgitをインストールします。インストール方法は以下の記事で解説しています。

PowerShellのセキュリティ設定

PowerShellでPythonの仮想環境venvを使用するためのセキュリティ設定を行います。

PowerShellを管理者として開きます。起動したら以下のコマンドを入力してください。

Set-ExecutionPolicy Unrestricted

実行したらyと回答を入力します。

sd-scriptsのインストール

gitからsd-scriptsのリポジトリをダウンロードします。

git clone https://github.com/kohya-ss/sd-scripts.git
cd sd-scripts

Pythonの仮想環境を有効にします。

python -m venv venv
.\venv\Scripts\activate

必要なライブラリのインストールをします。
以下のコマンドを一行ずつ実行していってください。

pip install torch==1.12.1+cu116 torchvision==0.13.1+cu116 --extra-index-url https://download.pytorch.org/whl/cu116
pip install --upgrade -r requirements.txt
pip install -U -I --no-deps https://github.com/C43H66N12O12S2/stable-diffusion-webui/releases/download/f/xformers-0.0.14.dev0-cp310-cp310-win_amd64.whl

cp .\bitsandbytes_windows\*.dll .\venv\Lib\site-packages\bitsandbytes\
cp .\bitsandbytes_windows\cextension.py .\venv\Lib\site-packages\bitsandbytes\cextension.py
cp .\bitsandbytes_windows\main.py .\venv\Lib\site-packages\bitsandbytes\cuda_setup\main.py

accelerate configの設定

accelerate configの設定を行います。
以下のコマンドを実行してください。

accelerate config

設定の内容を質問されますので、以下のように順番に設定をしてください。

- This machine
- No distributed training
- NO
- NO
- NO
- all
- fp16

これでsd-scriptsの設定は完了しました。

発生したエラー

ライブラリのインストール時にrequirements.txtが存在しているにもかかわらず、以下のようなエラーが発生する場合があります。

ERROR: Could not open requirements file: [Errno 2] No such file or directory: 'requirements.txt'

対策

以下の手順で対策してください。

まずrequirements.txtのバックアップを作成します。

!cp requirements.txt requirements_backup.txt

requirements.txtの修正

  1. requirements.txtから.(ドット)を削除またはコメントアウトします。これにより、現在のディレクトリがパッケージとしてインストールされるのを防ぎます。
  2. 再度pip install --upgrade -r requirements.txtを実行します。

以下のコマンドを実行します。

%cd /notebooks/sd-scripts/
!pip install --upgrade -r requirements.txt

#エラーでライブラのリインストールが止まったので再度インストール
!pip install -U --pre triton
!pip install xformers==0.0.16rc425

sd-scriptsを使ってLoRA学習を実行する

今回環境構築を行ったsd-scriptsを使って、実際にLoRA学習を実行する方法を以下の記事で解説しています。

Stable Diffusionのテクニックを効率よく学ぶには?

カピパラのエンジニア

Stable Diffusionを使ってみたいけど、ネットで調べた情報を試してもうまくいかない…

猫のエンジニア

そんな時は、操作方法の説明が動画で見られるUdemyがおすすめだよ!

動画学習プラットフォームUdemyでは、画像生成AIで高品質なイラストを生成する方法や、AIの内部で使われているアルゴリズムについて学べる講座が用意されています。

Udemyは講座単体で購入できるため安価で(セール時1500円くらいから購入できます)、PCが無くてもスマホでいつでもどこでも手軽に学習できます。

Stable Diffusionに特化して学ぶ

Stable Diffusionに特化し、クラウドコンピューティングサービスPaperspaceでの環境構築方法から、モデルのマージ方法、ControlNetを使った構図のコントロールなど、中級者以上のレベルを目指したい方に最適な講座です。

icon icon ジェネレーティブAI(画像生成AI)入門【Stable Diffusion】-プロンプトでハイクオリティな画像制作が可能 icon

画像生成AIの仕組みを学ぶ

画像生成AIの仕組みについて学びたい方には、以下の講座がおすすめです。
画像生成AIで使用される変分オートエンコーダやGANのアーキテクチャを理解することで、よりクオリティの高いイラストを生成することができます。

icon icon AIによる画像生成を学ぼう!【VAE / GAN】 -Google ColabとPyTorchで基礎から学ぶ生成モデル- icon

まとめ

今回はLoRAの学習環境であるsd-scriptsのセットアップ方法について解説しました。

sd-scriptsはWeb UI上でインストール、使用できないため少し大変ですが、一度確立できれば既存のNotebookを実行するだけで使用できるようになりますので、ぜひ挑戦してみてください。

また、以下の記事で効率的にPythonのプログラミングスキルを学べるプログラミングスクールの選び方について解説しています。最近ではほとんどのスクールがオンラインで授業を受けられるようになり、仕事をしながらでも自宅で自分のペースで学習できるようになりました。

スキルアップや副業にぜひ活用してみてください。

スクールではなく、自分でPythonを習得したい方には、いつでもどこでも学べる動画学習プラットフォームのUdemyがおすすめです。

講座単位で購入できるため、スクールに比べ非常に安価(セール時1200円程度~)に学ぶことができます。私も受講しているおすすめの講座を以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次