半導体不足の影響でずっと品薄の状況が続いていたRaspberry Pi 4ですが、ついに入手することができました。パッケージの内容やラズパイ3との違いを見ていきたいと思います。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)とは
Raspberry Pi 5は、Raspberry Pi財団が開発した最新のシングルボードコンピュータで、従来モデルよりも大幅な性能向上を実現しています。
搭載される64ビットクアッドコアプロセッサは、クロック速度が最大2.4GHzに達し、前世代よりも処理速度が格段に向上しました。また、4GBまたは8GBのRAMを選択できるため、教育用途からリソースを必要とするプロジェクトまで幅広く対応可能です。
グラフィックス性能も強化され、4K解像度でのデュアルディスプレイ出力をサポートしています。さらに、新たにPCIeインターフェイスが追加され、外部ストレージや高速デバイスとの接続が容易になりました。Wi-Fi 6やBluetooth 5.2の導入により、無線通信も高速かつ安定。
教育、IoT、AI開発、メディア再生など、多様な用途に対応するRaspberry Pi 5は、初心者から上級者まで幅広いユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
Raspberry Piでできることについては以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
購入したパッケージ
それではラズパイの実機を見ていきたいと思います。
今回購入したのはelement14版です。
箱の裏にはラズパイ4のスペックが書かれていました。
パッケージ内容は以下の通りです。
ボード本体の他に、マニュアルと注意書きのカードのようなものが入っていました。カードは書いてあることの意味がイマイチ良くわかりません。
こちらがボード本体です。見た目で大きく変わったのは左上のシルバーのチップでWifi、Bluetoothモジュールがかなり大きくなっています。またディスプレイ出力が通常のHDMIコネクタからMicro HDMIに変更され2つに増えています。
GPIOのピン数については同じですが、信号のアサインが変わっています。
USBコネクタはType-Aが4つ搭載されていますが、Raspberry Pi 4から中央の2つのコネクタがUSB3.0に変更されています。外部ストレージなどと高速に通信できるのはうれしいですね。
実際に動かしてみる
早速、動作確認をしていきたいと思います。
電源は以前RSで発注したラズパイ4用に買っておいたものを使用します。
ラズパイはOSをシャットダウンした後に電源ケーブルを外す必要がありますが、今回用意した電源はON/OFFスイッチがついているため毎回ケーブルを外す必要がなく便利です。
ディスプレイを繋いで電源を入れると無事に起動しました。Raspberry Pi OSのセットアップ画面の背景が新しくなっています。
早速GPUメモリを拡張しようと思ったのですが、割り当てを1GBとかには設定できないようです。
とりあえず512MBに設定しました。
GPUメモリの設定について以下の記事でも解説しています。
実際に動かしてみて感じたのはSoCの処理能力も上がってはいますが、メモリが4GBに増えたためかデスクトップがめちゃくちゃ軽くなっていて快適だなという印象でした。
まとめ
今回はラズパイ4の実物をついに手にすることができましたので記事にしてみました。まだデスクトップ環境を少し触っただけですが、ハードウェアの性能アップの恩恵を感じました。このラズパイは今後SLAMを実装してロボットとして使っていきたいと思います。
また、Raspberry Piの基礎をしっかり学びたい方にはUdemyの以下の講座がおすすめです。
以下の記事ではラズパイ本体と合わせて電子工作を始めるにあたってそろえておきたいアイテムをまとめていますので、併せてご覧ください。
また、以下の記事で効率的にPythonのプログラミングスキルを学べるプログラミングスクールの選び方について解説しています。最近ではほとんどのスクールがオンラインで授業を受けられるようになり、仕事をしながらでも自宅で自分のペースで学習できるようになりました。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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