ブログを書いてみたいけど、どういう手順で書いていけばいいの?
技術解説をわかりやすくまとめる方法を知りたいなぁ
こんな悩みを解決します。
- 記事を作成する手順
- 記事の構成の決め方
- 記事を書く際に知っておくと便利なWordPressの機能
当ブログ、「Murasan Lab」は現在、月間35000PV(ページビュー)を超え、たくさんの方に読んで頂けるようになりました。以下はアクセス解析ツールGoogleアナリティクスの画面です。
技術ブログを運営している著者が、ユーザーがわかりやすい記事の書き方について解説します。また、今回はSEOは考慮せず、技術解説記事としての読みやすさに焦点をあてて書いてますので、SEOについて知りたい方はSEO専門家のサイトを検索してください。
私が使っている技術解説記事のテンプレートも掲載していますので、ぜひ活用してみてください。
記事を作成する手順
ブログで記事を書いていくにあたり、以下のような手順で進めていきます。
ブログをどのような形で開設するかを決めます。
ブログでどのような内容を扱うかを決めます。
個別の記事のテーマを決めます。
テーマに沿って記事を設計し、見出しを付けます。
実際に技術の詳細を説明する記事を書きます。
ブログを書く場所を決める
まずはブログを始めるにあたって、どこでブログを運用していくかを決める必要があります。
ブログを書く場所は大きく分けて次の2つがあります。
- ブログサービスを利用する
- レンタルサーバーを借りてWrodPressで運用する
ブログサービスはすぐに開設でき、無料で使えるなどのメリットがありますが、一方でカスタマイズ性が低い、サービスを提供する企業の判断で記事が削除されたりサービス自体が終了してしまうなどのリスクがあります。
長く技術ブログを続けていくつもりであれば後者のレンタルサーバーを借りてWrodPressで運用するがおすすめです。
WrodPressでブログを始める方法は以下のページで解説しています。
ブログのコンセプトを決める
ブログの開設ができたら、次はどのようなコンセプトのブログにするかを決めます。
ブログには大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
- 雑記ブログ
- 特化ブログ
それぞれについて解説します。
雑記ブログ
雑記ブログとは特にブログで扱うテーマのジャンルを限定せず、日々あったことや学んだことなど、広いテーマで書いていくブログです。
雑記ブログのメリット
扱えるテーマが多いので、とにかくネタ切れになることがありません。また、その著者のファンになってくれる読者が増えると、SEOによる検索流入に頼らず集客できるようになります。
雑記ブログのデメリット
記事のカテゴリに一貫性がないことは、Googleなどの検索エンジンに対するSEO的には不利になります。また、ASPなどの広告で収益化を図りたい場合には、流入してくるユーザー層がバラバラであるため、収益が上がりにくいという特徴があります。
特化ブログ
特化ブログとは、特定のジャンル、テーマに特化した記事のみを書いていくブログです。技術ブログを始めたいと思っている方は、自分の使用しているプログラミング言語などに絞って書く、といったことができると思いますのでこちらがおすすめです。
特化ブログのメリット
ある領域に特化した記事がブログ内に蓄積していくため、Googleなどの検索エンジンから専門性が高いという評価が得られ、検索流入に非常に有利に働きます。
また、収益化の面でも流入してくるユーザー層もある程度固定されるため、ターゲットとなる層に絞って広告や物販アフィリエイトなどをPRしていくことで、大きく稼げる可能性があります。
特化ブログのデメリット
ジャンルやカテゴリを限定していることから、書ける内容が限られますのでネタ探しに困るブロガーの方も多いです。ただ、このページを読んで頂いている読者の皆様は技術的なことをブログに書きたいと思っている方が多いと思いますので、その点はあまり心配ありません。プログラミングなどを扱うのであればネタは無限にありますし、日々新しい技術が出てきますので、技術ブログをとの相性は非常に良いです。
記事のタイトル(テーマ)を決める
ブログのコンセプトが決まったら、個々の記事を書いていきます。記事を書く上で最初にやることは、記事のタイトルを決めることです。
検索エンジンに表示されたときに、クリックしてもらえるかどうかを決める重要な項目です。
今回はSEO的なことは別にして、ユーザーに分かりやすく情報を提供していくというコンセプトでの解説になりますのでSEOの観点でのキーワード選定に関するノウハウはあえて書きません。
ざっくりと書きたい内容がわかりやすいキーワードをタイトルに入れればOKです。簡潔でわかりやすいを意識してタイトルを付けましょう。
記事の構成を決めて見出しを付ける
記事のタイトルが決まったら、続いて記事の構成を決めて見出しを付けていきます。
私が活用しているテンプレート
これは私のケースですが、技術解説記事を作成する際に以下のような構成で作成しています。
- 前提として必要な知識を解説
- 実行環境(ライブラリ、開発ツールのバージョンなど)
- セットアップ方法(開発ツール、コンパイラ)など
- 実装方法とソースコード
- 実行結果
- まとめ
このようにテンプレートを作っておくと記事の作成が楽になります。
ツールの活用
また、構成、見出しがなかなか思いつかない方にはAIライティングツールを合わせて活用するのもおすすめです。
記事のテーマと書きたい内容をざっくり入力するだけで記事の構成と見出しを数パターン自動生成して提案してくれますので、構成に悩む時間を大幅に削減できます。
記事のを書く
記事の構成が決まったら、あとは一気に記事を書いていくだけです。
記事を書く上でいくつか知っておくと便利なWordPressの機能やプラグインを紹介します。
ソースコードを表示するプラグイン「Highlighting Code Block」
プログラミングブログを書くのであればこれ無しでは考えられない、と言っても過言ではないWordPressのプラグイン「Highlighting Code Block」です。
記事の中にソースコードを表示したい場合にHighlighting Code Blockを使用することで、コードをわかりやすくハイライトしてくれます。
こんな感じに色付けされ、行番号も表示できます。表示タイプ(配色など)は複数用意されており、好みのものを選んで使用できます。
import math
x = 30
y = math.radians(x)
print(y) # 0.5235987755982988
このプラグインのすごいところは、対応しているプログラミング言語の種類の多さです。
こちらのページで使用できる言語が確認できます。
私が仕事で使用しているVHDLなどの超マイナーなハードウェア記述言語まで対応しています。
比較表(テーブルのテンプレート)
次に紹介するのは、ハードウェアのスペックやソフトウェア機能などを記載する際に便利な比較表です。
WordPressのテーマSWELL以下のような数パターンのテーブルのテンプレートが用意されていますので、この比較表を利用することで表の作成時間を大幅に削減でき、ページのデザイン性も向上します。
商品A | 商品B | 商品C | |
---|---|---|---|
機能A | 少し古い | 普通 | 最新版 |
機能B | 非対応 | 制限付き | 使用可 |
性能A | [単位] | 200500[単位] | [単位] | 1000
性能B | 500[単位] | [単位] | 1000[単位] | 800
デザイン | 普通 | 良い | 微妙 |
価格 | 5,000円 | 10,000円 | 15,000円 |
購入する | 購入する | 購入する |
まとめ
今回は技術ブログの記事の書き方について解説しました。検索流入を増やすためのSEOも確かに重要ですが、一番はユーザーファーストで読者の方にわかりやすく技術を解説できるというころを意識して書いていきたいですね。
本記事を読んで、技術ブログを書いてみたいと思ってくださった方には、ブログの始め方も以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
コメント