VS Code Remote-SSHでRaspberry Piに接続できない場合の対処法

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この記事では、VS Code の Remote-SSH 拡張機能を使って LAN経由で Raspberry Pi に接続する際に発生した代表的なエラーを解消する手順を、はじめての方にも分かりやすく解説します。

目次

前提条件

  • VS Code Remote-SSH 拡張機能がインストール済み
  • Raspberry Pi 側で SSH サーバーが有効(sudo systemctl enable ssh && sudo systemctl start ssh
  • Pi の IP アドレスが分かっている(例:192.0.2.1 ※ダミーIP)
  • ローカル PC に SSH キーペア(~/.ssh/id_rsa/~/.ssh/id_rsa.pub)を準備済み
  • 公開鍵認証を使う場合、公開鍵が Pi の ~/.ssh/authorized_keys に登録済み

1. 古いホスト鍵の削除

過去に接続した際のホスト鍵が変わると、SSH は嫌悪して接続を拒否します。まずは古い鍵情報をクリアしましょう。

# PowerShell/CMD で実行
ssh-keygen -R 192.0.2.1
  • known_hosts が空になるか、対象行が削除されたことを確認します。
  • 手動で C:\Users\shinf\.ssh\known_hosts を開いても、中身が空になるのは正常です。

2. 新しいホスト鍵の登録

次に、改めてホスト鍵を登録します。ターミナルから普通に SSH 接続し、プロンプトで yes を入力してください。

ssh pi@192.0.2.1
  1. 初回接続時に以下のような警告が表示されたら: The authenticity of host '192.0.2.1 (192.0.2.1)' can't be established. ECDSA key fingerprint is SHA256:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
  2. yes と入力して Enter
  3. パスワードまたはパスフレーズを入力
  4. Raspberry Pi のシェルにログインできれば成功です

これにより、known_hosts に新しい鍵が追記されます。


3. VS Code から再接続

SSH クライアント側の問題が解消したら、VS Code 側でも接続をやり直します。

  1. VS Code を完全に再起動
  2. 左下の緑色アイコン(><)→ Remote-SSH: Connect to Host… を選択
  3. raspberrypi-ros2(または設定したホスト名)を選択
  4. OS選択で Linux を選ぶ
  5. 自動的にサーバーがインストール・起動され、リモートウィンドウが開きます

4. トラブルが続く場合のチェックリスト

  • remote.SSH.configFile が正しく設定されているか(VS Code 設定)
  • config ファイルの文字コードは UTF-8(BOMなし)、改行は LF ️
  • タブ文字ではなく半角スペースでインデント
  • HostNameUserPort 行に余計な文字(コメント直後の # など)がないか確認

まとめ

  1. 古い鍵の削除ssh-keygen -R で known_hosts をクリア
  2. 新鍵の登録ssh pi@<ダミーIP>yes → キー登録
  3. VS Code 接続 → 再起動&Remote-SSH
  4. 設定確認 → configFile、文字コード、インデント

この流れでほとんどの接続トラブルは解決できます。ぜひ参考にしてください!

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