DeepLのAPIを使用して、Pythonプログラムに翻訳機能を組み込む方法

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今回は翻訳サービスDeepLのAPIを使って、PythonのプログラムからDeepLの翻訳する方法を解説します。

APIを使用することで自分のプログラムにDeepLの優れた翻訳機能を組み込むことができますので、ぜひ活用してみてください。

目次

DeepLとは

DeepLは、ドイツのDeepL GmbHによって開発された自然言語処理サービスです。

DeepLは、従来の機械翻訳よりも自然で人間らしい翻訳結果を提供し、多くの言語でGoogle翻訳やMicrosoft Translatorといった他の主要な翻訳サービスを上回る品質を持っていると言われています。

DeepLはニューラルネットワークを利用した深層学習アルゴリズムにより、文章全体の文脈を理解しながら各単語を翻訳します。これにより、単なる単語レベルの置き換えだけでなく、文脈に合った意味を保持した翻訳を可能にします。

DeepLのサイトは以下となります。

DeepLのAPI

DeepLはWebサービスとしてだけではなく、APIとしても提供されています。

APIを使用することで、ユーザーが作成したプログラムからDeepLの翻訳することが可能です。

DeepLのAPIは以下のようなプランで提供されています。
1か月50万文字までは無料で使用することができます。

DeepLのAPIキーを取得する

DeepLのAPIを使用するためには、APIキーを取得する必要があります。
ここからはDeepLのAPIキー取得の手順を解説します。

DeepL API Freeのプランの無料で登録するをクリックします。

メールアドレスとパスワードを入力後、アカウント情報を入力してください。
ここで本人確認のためクレジットカードの入力を求められますが、課金されることはありませんので大丈夫です。

利用規約の内容を確認したら進んでください。

登録が完了したらアカウントを管理するをクリックします。

アカウントの管理画面に入ったらアカウントタブをクリックします。

画面を下にスクロールするとAPIキーが表示されますので、コピーして後程プログラムで使用します。

ライブラリのインストール

DeepLのライブラリをインストールするため、以下のコマンドを実行してください。

pip install --upgrade deepl

以下のように表示されたら完了です。

Installing collected packages: deepl
Successfully installed deepl-1.14.0

作成したPythonコード

ここからは実際にPythonの実装方法について解説します。

Pythonコード解説

translate_text関数

この関数は2つのパラメータを取ります:翻訳したいテキスト(input_text)と、翻訳先の言語コード(target_language)です。

Translatorオブジェクトを作成し、そのtranslate_textメソッドを呼び出すことでテキストを翻訳します。そして、翻訳されたテキストを返します。

翻訳の実行

翻訳の実行はtranslate_textに翻訳する文章と翻訳言語を引数で設定し、実行します。

translated_text = translate_text(original_text, 'JA')  # テキストの翻訳

作成した全体のソースコード

全体のソースコードは以下の通りです。

from deepl import Translator  # deeplパッケージのインポート

# DeepL APIキーの設定
api_key = "your-api-key"  

#入力テキストを指定した言語に翻訳
def translate_text(input_text, target_language):  
    translator = Translator(api_key)  # Translatorオブジェクトの作成

    result = translator.translate_text(input_text, target_lang=target_language)  # テキストの翻訳

    return result.text  # 翻訳結果の返却

#翻訳処理を実行
original_text = "Hello, world!"  # 翻訳元テキスト

translated_text = translate_text(original_text, 'JA')  # テキストの翻訳

print(translated_text)  # 翻訳結果の出力

実行結果

先ほどのプログラムで、original_textという変数に以下のような英語の原文を設定しました。

"Hello, world!"

そしてPythonコードを実行すると、以下のように翻訳結果が出力されました。

こんにちは、世界よ!

まとめ

今回は、DeepL APIを使用してPythonのプログラムで翻訳を行う方法を紹介しました。

DeepLのAPIを使用することで、非常に簡単なコードで高品質な翻訳機能を実装することができます。無料カウントでも十分、実用的な使い方ができますので、ぜひ活用してみてください。

また、以下の記事で効率的にPythonのプログラミングスキルを学べるプログラミングスクールの選び方について解説しています。最近ではほとんどのスクールがオンラインで授業を受けられるようになり、仕事をしながらでも自宅で自分のペースで学習できるようになりました。

スキルアップや副業にぜひ活用してみてください。

スクールではなく、自分でPythonを習得したい方には、いつでもどこでも学べる動画学習プラットフォームのUdemyがおすすめです。

講座単位で購入できるため、スクールに比べ非常に安価(セール時1200円程度~)に学ぶことができます。私も受講しているおすすめの講座を以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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