今回は電子工作を始める際に揃えておきたいアイテムを紹介します。
ArduinoやRaspberry Piを購入してこれから電子工作をやってみようという方向けに、とりあえずこれがあれば何度もホームセンターや電子部品販売店に足を運ばなくても済みそうだよというものを上げてみましたので、参考にして頂けると嬉しいです。
最低限揃えたいもの
まずはこれがなくては始まらないというアイテムの紹介です。電子工作を始める前に一通り買い揃えておくと良いです。
ニッパー
1つ目はニッパーです。
ワイヤーや電子部品の足を切ったり、ワイヤーストリッパーがない場合はとりあえず被覆を剥いたりすることもできます。
私は自宅にあったプラモデル用のものを使ってしまっていますが、まだ持っていないようであれば電子工作用のものも安く売られているのでオススメです。
ドライバーセット
続いてドライバーセットです。スペーサーの取付や端子台のネジの締めたり色々と使います。こちらも自宅にあればそれを使えばOKです。
ブレッドボード
続いてブレッドボードです。回路図を書いたらきなりユニバーサル基板で回路を実装してしまうともし動かなかったときに修正が大変なので、まずはブレッドボードで回路を仮組するのがおすすめです。
ジャンパーワイヤー(ブレッドボード用)
ブレッドボード上で使用できるジャンパーワイヤーです。はんだ付け不要で配線することができて便利です。
複数の長さのものがセットになっているものがオススメです。
ジャンパーワイヤー
こちらはピンヘッダー、ピンソケットなどと接続するためのジャンパーワイヤーです。ArduinoやRaspberry Piのピンヘッダーとも接続することができます。
オスオス、メスメス、オスメスの3種類がセットになっているものがオススメです。
ジャンパーワイヤー 3本セット 10cm Emith ジャンパー線 Arduino Raspberry pi 用 ブレッドボード ジャンパーケーブル オス メス
はんだごて
はんだを溶かしてはんだ付けするためのはんだごてです。配線をしたり、基板に電子部品やピンヘッダなどをはんだ付けする際に使用します。
最初はコンセントに差し込むだけで使用できる安価なものから始めると良いと思います。
私も職場では任意の温度設定が可能な高いモデルを使用していますが、自宅ではホームセンターで1500円ほどで購入したものを使用しています。
はんだ
はんだ付けをする際に必須のアイテムです。
欧州など鉛はんだが使用禁止されている地域もありますが、自宅で使用する電子機器を作成するだけであれば、鉛はんだのほうが扱いやすく、価格も安いのでお勧めです。
ユニバーサル基板で実装したりするようになるとかなりの量を使用するのでリールで買っておくと良いです。
はんだ吸い取り器
はんだ付けを失敗したときにはんだを吸い取る道具です。
手動のものは非常に安価で入手できますので、用意しておくと便利です。(特に最初ははんだ付けをよく失敗するので)
テスター
テスターは回路の電圧や抵抗を測ることができる計測器です。回路を組んでみたもののうまく動作しない時などに原因の箇所を調べる際に活躍してくれます。
電圧を波形として表示できるオシロスコープなどがあるとベストですが、エントリーモデルでもそこそこ高価なのでまずはテスターがあると良いです。
安心の品質、精度の日本製、日置電機のテスターでも安価で手に入りますのでオススメです。(私の職場でもメモリーハイコーダーやパワーメーターなど日置の計測器を使っています)
あると便利なもの
続いて絶対必要ではないけど、あると便利なアイテムについても紹介していきます。
ワイヤーストリッパー
ワイヤーストリッパーは電線の被覆を剥くための工具です。ニッパーでもできなくはないのですが、中の芯線を傷つけないように剥くのが難しいのであると非常に重宝します。
熱収縮チューブ
熱収縮チューブはピンヘッダと配線をはんだ付けして接続した部分などに取り付けます。
チューブで覆いたい部分に等しておいてヒートガンを当てるか、なければはんだごてを近づけて温めれば収縮してフィットした状態になります。
はんだ付けした部分が剥きだしの状態になっていると、誤ってショートさせてしまう可能性がありますので熱収縮チューブで保護することができます。
ユニバーサル基板
ブレッドボードからステップアップしたい時に使えるのがユニバーサル基板です。
部品は全て基板にはんだ付けしますので、ブレッドボードのように使っている最中に部品やジャンパーケーブルが外れてしまうこともありません。
私の場合はブレッドボードで回路の動作確認が済んだら、ユニバーサル基板上に再実装してロボットのようなアプリケーションに載せています。
サイズや片面実装、両面実装など種類がありますので用途に応じて選択してください。
スズメッキ線
スズメッキ線はユニバーサル基板上で作成する回路で使用します。
部品と部品の間を接続するための配線として使用することができます。ユニバーサル基板と合わせて用意しておくと良いです。
予算に余裕があれば断然おすすめ
最後に予算が許すのであれば揃えておくのを断然オススメできるツール類をご紹介します。
オシロスコープ
やはり何といっても用意しておきたいのはオシロスコープです。任意の箇所の電圧波形をリアルタイムに表示することができます。
回路製作のみならず、マイコン等で動かす組み込みソフトウェアのデバッグにも必須の計測器です。
最近は中国製の安い製品がたくさん発売されていますので、個人の趣味レベルでも導入することができるようになりました。私はOWON製の2chのオシロを愛用しています。少し高くなりますが4chあると便利です。
過去にオシロでプログラムをデバッグしている動画を含めた記事を書いていますので、併せてご覧ください。
安定化電源
安定化電源は設定された任意の電圧、電流を作り出してくれる装置です。
作成した回路やマイコン等を動作させるときに3.3V、5V、12Vなど色々な電源が必要になると思いますが、いきなり電源回路を試作しなくても設定するだけで必要な電源を供給することができます。
こちらも最近では中国製のものが非常に安価で入手可能です。
また、中国製のものが不安だという方は、日本製のA&Dなども安価な安定化電源を発売しています。医療機器メーカーとして有名な会社ですので品質面でも安心です。
まとめ
今回は電子工作を始める前に揃えておくと便利なアイテムをまとめてみました。今後も使ってみて便利なアイテムが見つかったら随時更新していきたいと思います。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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