今回はDCモーターを駆動することができるドライバIC L298Nを搭載したドライバモジュールについて書きたいと思います。
電子工作で使用するモータドライバ
以前は東芝製のTA7291PというドライバICを愛用していたのですが、現在は生産終了してしまったようで代わりになるものを探していました。
TA7291Pでモーターを回した時の動画を以下の記事で掲載しています。
今回、新たに車輪を搭載したロボットをJetson NanoやRaspberry Piで作成したいと思っていたところ、Twitterのフォロワー様からSTのL298Nがいいよと教えて頂きました。
L289N モータドライバIC
STマイクロエレクトロニクス製の最大2A対応フルブリッジ回路を2つ搭載したライバーICで、2つのDCモータを制御することが可能です。PWM入力があり、マイコンから速度制御をすることができます。
データシートは以下のMouserのサイトからダウンロードできます。
L289データシート
VKLSVAN モータドライバモジュール
L298Nは単体では使用できませんので、周辺回路を設計、製作する必要があります。私は今回、回路は自作せずにすでにモジュール化されているものを購入しました。
購入したのはVKLSVANというメーカーが販売しているL289Nを使用したモータドライバモジュールでアマゾンで販売されています。
価格は2個で800円程度と非常に安く、最悪実装不良があっても捨てれる金額かなと思います。
実機
実機の写真は以下の通りです。ヒートシンクが取り付けられているのがL298NモータドライバICです。
背面からの写真です。ドライバICは発熱が大きいためヒートシンクのサイズもかなり大きいものが取り付けられています。
以下がモータドライバモジュールのインタフェースとなります。
青い端子台がモータ及び電源を接続するインタフェースとなります。ピンヘッダは制御信号入力インタフェースとなります。
制御回路用5V出力はすぐ上の5V出力Enableのジャンパーピンが刺さった状態で有効になります。Raspberry PiやArduinoなどのマイコンボードの電源として使用できます。
回路作成する際に揃えておきたいアイテム
実際にモータドライブ回路を作成する際に揃えておきたい道具を以下の記事でまとめています。
Raspberry PiからDCモーターを制御する
実際にRaspberry PiからL298Nを使用してDCモーターを制御する方法は以下の記事で記載しています。
まとめ
今回はL298Nを搭載したモータドライバモジュールの紹介でした。
次回は実際にRapsberry Piで制御プログラムを作成し、DCモーターを制御してみたいと思います。
また、以下の記事で効率的にPythonのプログラミングスキルを学べるプログラミングスクールの選び方について解説しています。最近ではほとんどのスクールがオンラインで授業を受けられるようになり、仕事をしながらでも自宅で自分のペースで学習できるようになりました。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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