今回は土の中の水分量を計測できる土壌水分センサーについてレビューします。植物の自動栽培等に使用できますので、ぜひ参考にしてみてください。
Raspberry Piを使った自動栽培に関する内容は以下の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
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Gravity アナログ容量性土壌水分センサー
今回、入手したのはGravityのアナログ容量性土壌水分センサーです。
Raspberry Piを使った自動水やり器を使用する際に、植物の周りの水分の状態を計測するために購入しました。
センサーの仕様は以下となります。
電源電圧 | 3.3 – 5.5V |
インターフェース | 2.54 – 3pin |
出力電圧 | 0 – 3V |
電源電圧範囲が3.3-5.5Vなので、Raspberry PiやArduinoから直接電源を供給することが可能です。
また、センサー出力はシリアル通信ではなくアナログ値となりますので、Raspberry Pi等のマイコンに取り込むためには、別途ADC(アナログ-デジタルコンバータ)が必要となります。
センサーは空気中では約2.5V、水中では約1.3Vを出力します。このセンサーからの出力電圧に応じてマイコン等のソフトウェアで水分量を判断します。
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パッケージ内容
購入したセンサー本体がこちらです。基板にはDFROBOTのロゴがプリントされています。
コネクタが取り付けられたケーブルがセットになっています。
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センサーの基板の反対側は以下の写真のようになっており、白線より下側を土に埋めて使用します。
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センサーのチップとコネクタ部分。ケーブルはコネクタにはめ込むだけで使用できるようになっており、はんだ付け等は不要です。
インタフェースは電源、GND、センサーのアナログ出力の3本です。
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動作確認
ここからは実際にセンサーがどのような動きをするか、実際に動作確認していきます。
今回はRaspberry Piに接続できるADCがなかったため、センサーの出力電圧はオシロスコープで計測することにしました。
以下の写真のようにコップに土壌水分センサーを入れておき、コップに水を注いで出力電圧の変化を見ます。
電源はRaspberry Piの5Vピンから供給しています。
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以下が実際に動作させた動画です。
全く水がない状態では2.5Vが出力されていますが、基板の白いライン付近まで水を注ぐと1.4Vくらいまで電圧が下がったことが確認できました。
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まとめ
今回はGravityのアナログ容量性土壌水分センサーについてレビューしてみました。はんだ付け等も必要なく簡単に使用できるセンサーですので、植物の自動栽培をされたい方にはおすすめのセンサーです。
今回紹介した土壌水分センサーはAmazonで購入できます。
Raspberry Piを使ったIoTシステムの構築を学びたい方にはUdemyの以下の講座がおすすめです。
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また、以下の記事で効率的にPythonのプログラミングスキルを学べるプログラミングスクールの選び方について解説しています。最近ではほとんどのスクールがオンラインで授業を受けられるようになり、仕事をしながらでも自宅で自分のペースで学習できるようになりました。
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スクールではなく、自分でPythonを習得したい方には、いつでもどこでも学べる動画学習プラットフォームのUdemyがおすすめです。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。
参考
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