今回はD/AコンバータMCP4725を搭載したモジュールを購入しましたので、レビューしていきたいと思います。
また、電子工作をする際に揃えておくと良いおすすめのアイテムを以下の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
D/Aコンバータ(DAC)とは
D/Aコンバータとはマイコンなどで処理し手求められたデータをアナログ信号に変換して出力する、デジタル-アナログ変換器というものです。DACなど呼ばれることもあります。
オーディオアンプ等でよくつかわれると思いますが、制御でも外部機器をアナログ信号で制御したり、通信を行ったりといった場合に利用されます。
購入したD/Aコンバータ
今回購入したD/AモジュールはBeizuuというメーカー(おそらく中国製かと思います)から発売されているCP4725 I2CDACブレークアウトモジュール開発ボードです。D/AコンバータはMICROCHIP社のMCP4725を搭載しており、I2Cで接続できるものです。
MCP4725のIOにピンヘッダからアクセスできるようにするためのブレイクアウト基板です。入手性も良く、アマゾン等で安価に購入できます。同じようなボードが色々なメーカーから販売されていますが、チップがMCP4725であれば同様に使用できると思います。
MCP4725
MCP4725の仕様は以下の通りです。
機能 | 仕様 |
---|---|
電源電圧 | 2.7V~5.5V |
分解能 | 12bit |
セットリングタイム | 6μs |
接続方式 | I2C |
選定の理由としては分解能が12bit以上であったことと、セットリングタイムが速いものが欲しかったためMCP4725にしました。
システム全体の制御周期が1ms程度であるためのマイコンでの演算時間やI2Cでの通信遅延等を考慮してもセットリングタイムが6μsであればD/Aコンバータの遅延は問題ないかなと思います。
MCP4725のデータシートはMICROCHIP社の以下のサイトからダウンロード可能です。
パッケージ
こちらが今回購入したBeizuu CP4725 I2CDACブレークアウトモジュール開発ボードのパッケージです。
箱の裏面。
静電防止の袋の外側に緩衝材で梱包されていました。この手の部品にしては丁寧な梱包です。
ブレイクアウト基板本体。中央の黒いチップがD/AコンバータのMCP4725です。ピンヘッダーも付属していました。
基板の裏面。裏面にも端子名のプリントが入っています。
詳細は実際にRaspberry Pi等のマイコンに接続した際に解説しますが、「OUT」端子がデジタル→アナログ変換されたアナログ信号、「SCL」と「SDA」がI2Cによる通信用のピンとなります。
まとめ
今回はDAC MCP4725のブレイクアウト基板について解説してみました。今後Raspberry Pi 4に接続して外部にアナログ信号を出力できるようにする予定ですので、完成したらソースコードも公開します。
Raspberry Piを使った活用事例を以下の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
また、以下の記事で効率的にPythonのプログラミングスキルを学べるプログラミングスクールの選び方について解説しています。最近ではほとんどのスクールがオンラインで授業を受けられるようになり、仕事をしながらでも自宅で自分のペースで学習できるようになりました。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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