今回は小型マイコンモジュールM5Stackについて書きたいと思います。M5Stack関連の商品は色々な種類のものが発売されていますが、Core2というユニットを中心に購入したモジュールを紹介していきたいと思います。
M5Stackとは
M5Stackとは、Espressif社の無線通信モジュールESP32を小型のマイコンモジュールです。本体に液晶ディスプレイ、各種センサーやI2C、UARTなど通信インタフェースを搭載しています。
開発している企業名もM5Stackという会社で、中国深圳に拠点を持つスタートアップ企業です。
きっかけはTwitterでrobo8080さんのツイートをいつも拝見していて、面白そうなアプリケーションだなと思っていましたが、ネットで調べると安価で販売されていることがわかり購入してみました。
ディスプレイが最初から搭載されていて、グラフィカルなUIがかわいくて良いですね。
ちなみに私が今回作成しようとしているスタックチャンについては紅樹 タカオさんがBOOTHでキットを販売されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
今回購入した製品 M5Stack Core2
M5Stackはたくさんの種類がありますが、ESP32マイコンを搭載したコアユニットにその他必要な機能を搭載したボトムパーツをスタック(重ねる)してシステムを構築していきます。
今回の目的はスタックチャンを作ることなので、Core2とM5GO Bottom2が必要なのですが、私は最初からこの2つがセットになっている「M5Stack Core2 for AWS – ESP32 IoT開発キット」を購入しました。
Twitterで教えて頂いたのですが、値段もAWS – ESP32 IoT開発キットの方が別々に買うより安いです。
M5Stack Core2
M5Stack Core2です。これが今回メインのモジュールとなります。マイコンはESP32でデュアルコアX t e n s 32ビット240Mhz LX6プロセッサを搭載しています。
M5Stack 開発ボード M5Stack Core2 開発キットデュアルコア32ビット240Mhz LX6プロセッサーUIFlow, MicroPython, A r d u i n o用
M5GO Bottom2
こちらがスタックチャンを構成するのに必要なボトムパーツのM5GO Bottom2です。6軸ジャイロ/加速度センサー(MPU6886)、デジタルマイク(SPM1423)、500 mAhリポバッテリーを内蔵しています。
M5GO Bottom2 – M5Stack Core2用バッテリーボトム
M5Stack Core2 for AWS – ESP32 IoT開発キット
先ほど紹介したCore2とM5GO Bottom2がセットになった商品です。特にAWSを使う予定はないのですが(Google Cloud Platformは使う予定です)単純にセットの方が別々に買うより安いので、両方入手したい方で本体がオレンジで問題ない方にはお勧めです。
M5Stack Core2 for AWS – ESP32 IoT開発キット
M5Stack実機
さてここからは実際に購入した実機を見ていきたいと思います。
こちらがM5Stack Core2 for AWS – ESP32 IoT開発キットのパッケージです。紙の箱に入っていて非常にコンパクトです。
裏面です。シールのようなものに簡単な説明が書かれています。
こちらがキットの内容です。左上のオレンジの筐体がCore2本体になります。そして左下がM5GO Bottom2になります。その他、充電用のUSBケーブルやビスが付属していました。
こちらがCore2本体です。LCDパネルとパネル上にボタンがついています。
側面にはインタフェースが並んでいます。こちらの面はMicroSDスロットとリセットボタンがあります。
こちらの面には電源ボタン、USB Type-Cコネクタ、Groveコネクタがついています。
こちらの面にはM5のロゴとスピーカーがついています。
こちらが内部の基板です。左側にピンソケットがついており、ここにボトムパーツを接続して使用します。
続いてこちらがM5GO Bottom2です。中央にあるのがバッテリーです。
側面にはGPIOとUARTのコネクタがあります。
こちらがM5GO Bottom2の裏面になります。
Core2にM5GO Bottom2をスタックした状態です。色々なインタフェースやセンサーを搭載しているのにめちゃくちゃコンパクトです。
動かしてみる
出荷状態でファームウェアが書き込まれているので実際に動かしてみました。
電源を入れるだけでUIが起動します。
加速度センサーの値がGUIに表示されます。
こちらはマイク入力のレベルメーターが表示される画面。
LCDのタッチセンサーの座標が表示されます。
こちらはLCDのテスト画面です。
側面のLEDを点灯させることができます。
すべての画面ではありませんが、出荷時のファームウェアの画面紹介でした。これらのセンサーやインタフェースを自分で書いたプログラムから使用することができます。
まとめ
今回は手軽にIoTが試せるM5Stackについてまとめてみました。M5Stackを使うと色々な周辺モジュールもはんだ付け等せずにシステムを構築できますので、IoTはやってみたいけど電子工作の敷居が高いと感じている方にもおすすめです。
今後、このブログでもM5Stackを使って作成したアプリケーションを紹介していく予定です。
また、以下の記事で効率的にPythonのプログラミングスキルを学べるプログラミングスクールの選び方について解説しています。最近ではほとんどのスクールがオンラインで授業を受けられるようになり、仕事をしながらでも自宅で自分のペースで学習できるようになりました。
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スクールではなく、自分でPythonを習得したい方には、いつでもどこでも学べる動画学習プラットフォームのUdemyがおすすめです。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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